海外の事業主や法人と取引するのは、ごく限られた大手企業・・・No! No! No!

それは昔のお話で、今や個人事業主や小規模法人だって、海外の事業主や法人と取引をしているケースが普通にあると思います。とはいえ、2人に1人は海外と取引してるっていう程ではナイでしょうけど。。

そんなこんなの昨今!
海外との取引が決まり、海外の事業主や法人から売上が発生したら、多くのパターンとして~海外からこちら側の銀行口座へお金が送金されてくる事になると思います。

その場合について書くのが、今回の日記です~。

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海外からの入金で国内と大きく異なる点は?

国内の事業主や法人と取引して、例えばお金を受け取る場合、相手が貴方の口座(法人口座)へ振込んだとします。口座情報がキチンと合っていれば、特に何の支障もなく貴方の口座へ入金されますよね?

これが海外からの入金だと、口座情報が合っていても~スルっとは入金されません。銀行側がチェックの為に口座への入金を「待機状態」にするからです。

銀行側が何をチェックするのか?そう、このお金の入金理由を確認するためです。

  • このお金は、確かに貴方(貴方の法人)との取引ですか?
  • このお金は、何の取引として入金されるのですか?
  • このお金は、今回限りですか?継続するのですか?

という。
その確認が完了してから、貴方の口座へ入金される流れになっています。

この確認は、大抵の場合は銀行の担当行員さんが、事業主本人や法人の届出連絡先へ電話をし、直接確認を取ります。

そうなんです。
この確認が完了しないと…貴方の口座へ入金されないんです(笑。

注意点その1:電話確認が出来るよう備える!

海外との取引を契約する際、お金を受け取るサイクルを決めると思います。なので、大体は海外から送金されてくる日にちも分かりますよね?(地域によりますが、海外からの送金は順調にいけば3日~5日くらいで日本に届きます)

なので、入金されそうな時期になったら~チャンと電話対応出来るよう意識しておくと良いでしょう~。もし、経理の担当スタッフがいるのなら、事前にそういう電話が銀行から来る事を教えてあげましょう。

注意点その2:事前に銀行へ連絡しておくのもイイ!

所持口座の店舗へ、事前に連絡しておくのもいいかもしれません。

  • 海外と取引をしたので、お金が送金されてくる事を伝えておく。
  • 相手の事業主名or法人名を伝えておく。
  • 金額が分かるなら、伝えておく。
  • 入金されるお金の取引内容を伝えておく。

これらを事前に伝えておけば、銀行によっては、電話確認をせずとも、事前連絡した通りの相手から送金が来た場合、口座へ入れてくれるかもしれません。

例え、電話確認が必須であっても~事前に報告してあるので、電話での確認は最小限で済むでしょう。

注意点その3:振込手数料の負担のシステムに違いがある

国内の人(法人)同士で振込をする場合、通常は振込む側が振込手数料を負担しますよね。

海外送金は少し違うんです。

振込み元で振込手数料がかかり、入金先でも入金手数料がかかるんですね~。そう、2回手数料がかかるんです。

これ、振込む側が「振込み元でかかる振込手数料」と「入金先でかかる入金手数料」のどちらも負担すれば、請求額が満額で入金されます。

しかし、振込む側が「振込み元でかかる振込手数料」しか負担しなかった場合、「入金先でかかる入金手数料」は入金される側が負担する事になります。そのお金は、入金額から差し引かれます^^;

加えて、国内同士の振込手数料と違い…数千円します。結構大きいですよね~。

なので、契約の際にそこの部分もチャンと相手と確認をしておく事をお勧めしま~す。

まとめ:海外送金の特徴を知っておくと~スムーズな取引の一助になる!

海外という言葉からくる「遠い」「縁がない」「知らない世界」そういう時代ではなくなりました。

海外との取引は、色々と難しい部分(考え方や習慣など)もあるとは思いますが、お互いの利益創出や事業成長に繋がるのなら~トライしてみる価値はあるかもしれません。

今回の日記は、海外から送金を受けるケースについて書きました。こちらから海外へ送金する場合だってあると思います。銀行窓口やネットバンキング(海外送金処理を別途契約)から送金する事が出来ます。

受取る場合、支払う場合、国内の振込処理を違うので~よく確認してから処理を行って下さいね!