銀行通帳ありますか？
あ、皆さん名義の個人通帳ではありません。
会社名義や屋号名義、つまり法人名義等の商売に使う銀行通帳です。
これから会社を作られるのなら、まだ通帳はないでしょう。
既に法人を設立されている場合は、状況によりますので絶対！とは言えませんが～今現在、多少なりとも商いが始まっているのであれば～1冊は法人名義の通帳を持っていると思います。
口座開設は簡単にはさせてもらえない
これから銀行口座を開設しようとか、新たな口座を開設しようと思っている方！
今、法人口座の新規開設がすごく厳しいのです。。。
これは・・・
法人口座の悪用による犯罪被害（振り込め詐欺など）が増えたことにより、口座開設の段階で犯罪を未然に防ぐ目的から審査が厳しくなってきているためです。
口座開設が厳しくなった主な原因
最近、口座が開設出来ない理由として、増えているのが・・・
本店住所が「バーチャルオフィス」の法人です。
振込詐欺などの犯罪に使われる法人口座が、バーチャルオフィスを本店として登記した会社というケースが多いためです。
バーチャルオフィスで本店登記すると、メガバンク、地方銀行、ネット銀行など、かなりの高確率で法人口座開設NGの銀行が多いです。
どうやら、バーチャルオフィスの住所は各金融機関がデータを用意していて～開設審査時に、本店住所を検索しているそうです。
他にも、資本金が少なすぎる法人や、法人の「目的」(定款に記載している項目)が曖昧な法人、これらも開設を断られる理由として挙げられています。
そんな中で、法人口座を新規で開設するなら？！
ネット銀行を最優先候補に考えてみては如何でしょうか？！と、感じています。
とにかく、今は都市銀行で法人口座の新規開設するって～結構大変なのです。
とはいえ！？口座が開設出来ないという事ではありません。
銀行が求めている情報や書類を提出し、銀行の審査をクリアすれば～口座は開設出来ます。
問題は、銀行が求めている各資料や情報が、設立したばかりの赤ん坊法人には、少しばかりスパルタ？という感じがあるのです・・。
現状、ネット銀行は～店舗型の銀行に比べて、開設に要する手間もハードルも低いです。
ネット銀行ってくらいなので、申込み用紙は、該当するネット銀行のウェブサイト上にあるので、プリントアウトして～必要項目を記載し、登記簿謄本など必要な書類を添付して郵送します。
そして、審査を待ちます。
代表者となる方に、銀行側が懸念するような社会的問題が無ければ、まず開設出来ます。
(「社会的問題とは、自己破産しているとか、金融機関側のブラックリストに載っているとか、そういう事です）
数年前までは、ネット銀行の法人口座で商いしている会社って、そんなに多くなかったのですが、
ここ最近は、かなり増えてきました。
インターネットバンクの魅力やメリットは大きくわけて２つ
- 振込手数料が安い
- 時間や場所にとらわれない（24時間ネットで処理できる）
他にも、ネットバンキング利用料が無料！というのもあります。
都市銀行は、ネットバンキング利用料が2,100円/月とかですから。
これも大きいでしょ？
「ネットバンキング利用料0円」ってのを、上記のメリットに入れなかったのは・・・
ネット銀行なのだから、ネットを利用するのが前提です。そこに利用料取るって・・・そもそも変でしょ？！っていう理由ですｗ
銀行の本質を理解して口座開設をしよう
銀行そのものは、本心・・・ドンドン開設して欲しいんだと思うのです。勿論、「健全な方々に対して」って意味で。
こんな厳しくなっているのは・・・お上のお達しには逆らえない。というところではないでしょうか。
（銀行自身も、面倒な事に巻き込まれたくない！という気持ちがバリバリあるでしょう。）
銀行には渉外部があり、日夜～新規顧客の獲得に努力しています。
（某銀行の渉外部の方と懇意になり、渉外部の部長さんご本人から直接お話し頂いたので間違いないです）
だって、ここ数年～ネット銀行の躍進は激しいものがありますからね。
特に若者層の口座所持率は激しく落ちていると思います。
ネットで全ての処理や確認が完結し、銀行窓口で並んだり待ったりせずに済むのですから。
今後、店舗型の銀行は更に苦戦を強いられるでしょう。
メガバンクといえども、油断できない状況だと思います。
というワケで～！既に、法人口座を所持していたり、代表者となる個人が個人通帳を持っている銀行なら、新規で開設するよりも、若干開設しやすいかもしれません。
理由は別として、店舗型の銀行で法人口座を開設されたい方は、少しでも有利な条件を模索＆活用してみて下さい。
