節税とか税金に賢くなりたい!経理業務に顧問税理士がつくとこうなる!

税理士さんは、経理のプロです。自身の仕事柄、知り合いの税理士さん達に日頃から経理について色々と教えて頂いてお世話になっています。

会社は先ず売上が無ければ何も始まりません。給料も利益も売上があってこそです。”ある程度”までは、もうがむしゃらに売上を生むことに注力していいと思います。

しかし、”ある程度”まで来た時、生まれたお金をどう使うか、どう管理するか、どう運用するか、そういう事にも注力する必要がでてきます。

そういう時、税理士さんが持っている経理知識や経理情報や節税対策情報が、貴方の会社にとって大きく役立つかもしれません。

前回の記事で書いた、消費税の中間納付に関する事も一般的にはあまり知られていないのでは?!と、感じています。でも、知っていればその時の状況によっては、有効な手段の1つとして会社の資金繰りの大きな助けに繋がったりもします。

今回は、顧問税理士について書いてみたいと思います。

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顧問税理士がつくと、どうなる?!

その字の通り、税理士が貴方の会社の経理顧問になります。

会社を運営していて、経理面について聞きたい事があれば、容易に連絡を取り合える関係になります。顧問税理士がいないと、何か知りたいことや疑問に思った時、その都度ご自身で調べなければなりません。

そもそも、全く想像に浮かばないような知らない事は…調べる段階にすらなりません(笑)。。

基本的には、少なくとも月に1度は定期的なコンタクトを取って、直近(主に前月まで)の事業確認や今現在気になっていること、今後についての事業展開の予測など、お互いに確認し合います。

顧問税理士がいなければ、定期的にこれらの確認を自身でするかどうか分かりませんよね。どうしても直接の売上に繋がる営業活動を優先するでしょうから。

顧問税理士は、貴方の会社の頼もしい専属の経理アドバイザーとなるのです。

顧問税理士=半分外部。だからこそ、多角的な視野で会社を捉えられる!

顧問税理士は、貴方の会社の経理顧問として会社内部の経理情報を共有しますが、社員ではありません。

私が思うに、ここがミソなんですよね!

社員ではないですが、会社の内情を知っています。そして経理面(数字)で会社の業績を見ている。社員として実務している角度とは違う目線で会社のその時その時をチェックしています。

このように、多角的な視野で会社を見れている状態は、とても強みがあると思います。

数字の裏には、その数字に至った経緯と理由が見える!

数字。私は…数学が破滅的に苦手なんですね(笑)。。これ、私の取引先さんが読んだら「え??」って言われちゃいそうですけど。。

でも、経理の仕事に就くようになって数年した頃、ふと感じたんですよ。「それぞれの数字には、その数字に至るまでの経緯(物語)があって、その数字が生まれている」って。まさに税理士さんは、数字をそういう風にも捉えていると思います。

更に税理士さんは、チョッとした変化に敏感です。数字の変化は勿論ですが、事業のお金に関する時期的サイクルの変化、取引先さんの変化、スタッフの勤務日数の変化、代表者さんや経理スタッフさんの様子の変化、などなど。あらゆる変化をチェックしています。

もっと言えば、変化しない経理状況に対してもチェックします。

会社の代表者さんなりスタッフさんは、日頃からそれらに対して分かっているので、よほど激しい変化が起きない限りはそんな過敏にならないことが多いかもしれません。

しかし、本当に分かっているのか?という素朴な疑問ありますよね。もしかしたら「日頃からそれらに対して分かっている…つもり」である可能性もありますから^^;

資金繰りや節税対策も大切です。税法は地味に色々改定されている!

記事の冒頭にも書きましたが、前回の記事で書いたような「消費税の中間納付の納付手段として、仮決算申告して納付する」という事も、恐らく税理士など税務のプロでないとなかなか分からない事って多いと思います。

知っていれば、選択肢として活用出来ますが、知らなければ…どうしようもありませんからね。。

資金繰りも節税対策もしかりです。お金は意思の無い使い方をすると・・またたく間に消えてなくなります。経理は”お金に意思を持たせる仕事”であると思っています。

今後の展開を的確に予想して資金繰りを可能な最大限健全にしたいし、会社のためになるようなお金の使い方を常に考えて欲しいと思っています。

そう、税法なんですけどね。これ、地味に色々改定されているんですよね(笑)

大きな改定はニュースに取り上げられたりもしてますが。少し前にニュースで報道されて話題になった、法人の生命保険の損金計上についてとか。あれは、節税対策に関する大きなニュースでした。

これらについても、顧問税理士がいれば、会社に対して有益な情報としてその都度提供してくれます。

まとめ:税理士は経理情報や経理知識や節税対策情報を沢山知っている!それを事業に活かす!

今回は顧問税理士さんについて書いてみました。

とはいえ、「皆さん~!顧問税理士さんをつけましょう~!」と、斡旋しているワケではありませんからね(笑)

斡旋はしませんが、顧問税理士がいると会社にとって心強い存在になるのは、多分間違いないと思います。会社を経営していく上で、私達が知らない有益な経理情報や経理知識や節税対策情報を税理士さんは沢山知り得ているからです。その経理情報や経理知識や節税対策を事業や会社運営に活用していけるのは大きな武器になります。

税理士に顧問してもらうとなると、当然ながら毎月顧問料が発生します。その顧問料を会社の資金から捻出するのが厳しい場合は…顧問になってもらうという方向へ行きにくいとは思いますので、そこはまさに資金繰りともよくよく相談しながらですね。

今回の記事を読んで、「顧問税理士かぁ~」と、興味を感じたようなら、1つのキッカケとして検討してみるのは悪くないと思います。