先週、知り合いの税理士さんにお会いした時の話なんですが、その税理士さんが勤務している税務事務所で経理スタッフさんの求人募集をしているそうなんですね。
で、税理士さんが「実は、今一つ決めきれない感じみたいなんですよね~」とおっしゃったのです。
「というと?」とお聞きしたら、「面接の時、今の会社から転職したい理由を聞くじゃないですか~。その答えが…チョットねぇ。。」と。
今回は、転職をしたい方や今現在求職活動をされている方へ向けて書こうと思います。
「今の会社から転職したい理由」は、これから入ろうとする会社にとっても重要情報なのです!
求人募集の面接は、限られた短い時間の中でお互いが模索し合う場です。募集している側が応募者に色々な事を質問すると思うのですが、募集側の大きな関心事の一つに「転職する理由」というがあると思います。
「志望動機」とは違いますよ?
志望動機は、応募した会社を選んだ理由です。転職したい理由は、今勤めている会社を辞めたい理由(既に退職している場合は、退職した理由)です。
今勤めている会社を辞めたい理由は、募集する側にとって、結構重要な情報となるのです。
なぜなら・・・
その人が仮に入社したとしても、転職したい理由によっては~同じことが繰り返される恐れさえあるからです。
転職したい理由には、募集側にとって”納得出来うる理由”と”納得しづらい理由”がある!
転職したい応募者ご本人にとっては、とても切実で大きなコトではあるのですが、片や募集する側にとっても、転職したい理由はとても関心がある事項なのです。
募集側が納得出来うる理由と、納得しづらい理由というがあると思います。
納得出来うる理由
- 自身のキャリアアップを図っている
- 真剣に他にやりたい仕事がある(ま、応募してきた会社にそれがあるという事ですね)
- 派遣社員or契約社員から正社員で働きたい、またはその逆
納得しづらい理由
- 人間関係に問題がある
- 給与に対する不満
- 残業が多い・休みが少ないなどへの不満
ウソを言うのはNGかも?だが、納得出来うる理由でアタックして欲しい!
転職活動をしている貴方の転職したい理由が、上記に書いた募集側にとって納得しづらい理由だったとします。それが本当の理由なので、ウソをついた方がイイ!とは言いません。
でも、もし転職先を求めている貴方が、募集する側の人間だとしたらどうでしょう。応募者から「残業が多い」とか「給与が安い」というのが転職したい理由だったら。
「なるほど~☆」って気持ちよく受け入れられます(笑?
何故、残業が多かったのか?何故給与が少なかったのか?そこは気になるトコロではありますが、実際にその会社の中で見てみないと分からない部分でもあります。応募者の言葉は応募者の偏った立場なので、正確な把握は難しいでしょう。
転職する事で、「転職したい理由」は解決するのか?それを募集側は重要視する!
転職先を探している貴方にとって、応募した会社に入社する事で「転職したい理由」が解決する事、解決する理由も添えて~面接の時にチキンとお伝えしましょう!
そして、納得しづらい理由は「建設的な理由」に言い換えるとGoodかもしれません。言葉が変わるだけでも印象は違ったものになりますからね。
「この人は、うちの会社に入っても~また辞めてしまうのではないか??」という印象を与えるのではなく、「うちの会社に入ったら、しっかり働いてくれそうだ。期待出来るかも!」という印象を持って頂きましょう!
まとめ
以前、面接の事を日記に書きました。
経理職の面接では志望動機が大事!スグに対応できる説得力あるアピール方法とは!?
この時は、志望動機について書いたのですが、今回は転職したい理由でした。求人募集の面接は、僅かな時間でお互いを図り合う「お見合い」だと思っています。
ウソで固めた言葉は論外ですが、募集する会社側に「この人は会社に貢献してくれそうだ!」という印象を持ってもらうための工夫は必要だと思います。
だって、転職したい貴方は、その会社に貢献したい気持ちでしょ?それをどうやったら伝えられるのか。貴方の言葉で考えて伝えて欲しいと思います。