日本のどこかで、毎月どこかの法人が決算を迎えていると思います。大企業とかは三月に決算をするケースが多いみたいですけどね。
さて、もう少しで初めての決算を迎える法人さん。決算の準備はされてますか~?余裕の方もいれば、そうでない方もいるでしょうね。
決算は、決算月の翌月と翌々月(二ヶ月間)で事業をした一年度(一年間)の集計をして、税務署へ確定申告する、法人にとって年に一度の大きな行事、、ではなく業務ですw
ということで今回の日記、初めて決算を迎える法人さん(主に一人法人)へ向けて書いてみようと思います。
まずは、設立一周年を迎えられる事に敬意を表します!
はい^^
これ、お世辞でもナンでもなく、日本全国では、毎年沢山の法人が設立されています。でも、設立一年を迎えている確率って、、皆さんが思っているより案外低いんですよ?
そういう中で、設立一年を迎えられるというのは、文句なしで敬意に値すると思うんです。
設立後、順風満帆で事業をやってこられた方、苦しんで苦しんでナンとかやってこられた方、この一年を迎えるにあたり、それぞれだったと思います。
同じく法人を構えている立場として、心からの「グッジョブ!」を送らせて下さい^^ゞ
決算に必要なあんなモノ、こんなモノ、そして・・・
- 各種帳簿
- 事業に関する各種書類
- 各経費として計上した領収書・レシート
- 所持している法人口座の残高証明書
- 所持している法人口座の通帳
- 法人を設立した際に、各機関へ提出した全書類の控え
- お金
- 決算を行う人=会計士or税理士
⇒主に請求書関係ですね。この一年間で発生した入金と支払に関する全書類です。これを用意して下さい。
⇒経費として計上した分について、一枚残らず領収書やレシートを用意しておいて下さい。会議費や接待交際費については、必要に応じて添付用紙も。
⇒ここで言うお金は、事業に使うお金ではなく…決算に関わるお金です。
⇒これ、一番最後に書きましたが…ある意味一番大切かもしれませんね。決算処理、法人内で処理するのが不可能!とは言いません。貴方に決算処理する知識・技術・見識があれば。
少なくとも、私が知る限りでは法人内で決算処理しているケースを見たことはありません。
というコトで、決算するプロである会計士or税理士のご登場が必要なワケです。
決算に関わるお金ってどういうのがあるのか!?
前項の、決算に必要なあんなモノ、こんなモノ、で書いた「お金」。
どんなお金が必要になってくるんでしょう。
納税
そう。税金が発生します。法人税です。設立初年度&二年目は、基本消費税は免除されています。(状況によっては、初年度から消費税の納税対象法人となる場合もあるので、要確認ですっ!)
法人税は、その法人が一年間で得た利益に応じて課税されている税金です。
得た利益が多ければ、それに相当する法人税が課税され、少なければそれなりの課税になります。目安として、得た利益に対して「24%弱(※1)」の法人税が課税されると思って下さい。
ここで素朴な疑問ありませんか?
得た利益に課税されるのなら、利益が0円、もしくは赤字の場合って…法人税払わなくていいのか?!と。(利益0円とか赤字、、事業する側としては断固として避けたいですけどね。。)
残念ながら、利益0円でも赤字でも、法人税は発生しちゃうのです~。。
「法人税の均等割」といって、法人として存在している以上、最低限の税金が発生してしまうのです。言い方悪いかもしれませんが・・・法人でいるコトでの「場所代」「資格料」みたいな感じでしょうかw
法人税は国と本店所在地の自治体に納めます。ビタで全国一律ではないのですが、平均すると8.5万円~9万円の間ですかね。
※1:平成27年4月1日以後に開始する事業年度である事が条件。それ以前の場合は、25.5%。(平成27年9月現在)
決算手数料
決算するプロである「会計士or税理士」に決算処理を依頼した際にかかるお金ですね。
決算手数料については、その法人の状況によって大きく変動するでしょう。
動いたお金が大きく、案件数も多ければ、集計はその分だけ手間と時間を要しますよね。
事業展開の内容によって、当然決算料も変わってくるのは納得して貰えると思います。加えて、処理する会計士さんや税理士さんによっても、手数料の金額は若干違うかもしれない。目安の平均ラインってのはあると思うけど、^^;
その他各種手数料
これは、残高証明書を発行した際に発生する手数料ですね。
口座を100個とか所持してれば…残高証明書の発行手数料だけで結構な金額になるけど、、そんな事はまずあり得ないでしょうからw
ま、大きな金額ではないけど、必要なお金という事で。
まとめ:初めての決算はハラハラ・ドキドキでしょう!
法人にとって、一年間の通信簿とも言える決算。
日常から、必要な書類の整理や用意に心がけておくのも大切ですね。
そして、事業をするお金の他に決算で出て行くお金もあるので、そういうお金の存在も忘れないようにしておく。これも大切。
一年間(一事業年度)を締めくくり、次の一年間へ向けての良いけっかけに決算を意識する。
こういうのも悪くないかもしれないですね!