各種飲食店(喫茶店、居酒屋、その他)で、仕事の打合せ&接待をした際には、使用した金額と人数に応じて「会議費」や「接待交際費」の経費として計上するのが可能となっています。
ある日、聞かれたのです。
「NAOTOさん、1人で使った喫茶店代や、割り勘で払った打合せの飲食代って、経費で落とせるんですか?」と。
加えて「1人でスタバとかドトールとか行った時の喫茶店代って…何費になるんですか~?」とも。
これら、日々の中で結構多く登場する経費ですからね。
今回は、これらの事について書いてみようと思います~!
まず、大原則の確認!これらは全て仕事に関係して使ったお金ですよね?!
最初に申し上げちゃいます。
- 1人で使った喫茶店代
- 割り勘で払った打合せの飲食代
これら、経費計上するのは可能です。
「これらが全て、仕事に関係して使ったお金」であるなら。
仕事に関係していない、単なるお茶したとか、飯食ったとか。そういう動機で使ったものは経費計上出来ません。
これを大前提に、次へ進みますね。
1人で使った喫茶店代、これは何費にしたらイイのか?
そう、1人ですからね。
誰かと打合せしているワケではないから・・会議費っていうのも違和感ありますよね~
私からの提案は、3つでしょうか。
- 研修費
- 研究費
- 雑費
お!
雑費って書いちゃいました。
このサイトの読者さんなら「え?雑費にしちゃうの?」って声が聞こえてきそうです。
というのも~
以前の日記で、雑費について書いた事がありました。
この時の日記、雑費=何に使ったかがハッキリしない「怪しい経費」。という内容で書いたんですよね。
雑費は確かに勘定科目として存在しており、尚且つ結構な割合で使われている便利な科目だと思います。但し、便利過ぎて~ナンでもかんでも雑費にしちゃうのは気を付けた方がイイですよ~!というものでした。
その雑費を、ここで登場させたワケです。
登場させた理由は・・まさに雑費だからですね(笑。
喫茶店代は、安ければ500円くらい。高くても1,000円くらいでしょう。それを雑費で処理して、税務調査で税務署の職員にそこを指摘される事はほぼナイと思います。
仮に週3で使ったとしても、年間100,000円満たないくらいでしょう。これを一つ一つ指摘したところで、それに対して徴収出来る税金を考えると職員の費用対効果が見合いません。というか、使った代金に消費税入ってますしね。
こういう事について指摘してくる税務署の職員はまずいないと思います。
雑費以外でって事になるなら、、研修費や研究費でいいと思います。
1人で仕事しているのですから、何かの整理をしたり~何か新しい商流や商材を考えていたり、そういう事に時間を使っているんでしょうからね。
割り勘で払った打合せの飲食代、どうやって経費にする?
打合せで、同席された方々が割り勘で支払った場合、レシートや領収書が各自それぞれの分までナイと思います。
レシートや領収書が無いと、証明出来ないですよね。
そういう場合、私からの提案は2つです。
- 出金伝票
- 自分でメモを作成する
出金伝票は、市販されているものでOKです。
要するに、レシートや領収書と同じ内容である事、これが大切です。
- 年月日・時間
- 場所
- 金額
- 使用目的・内容
- 参加した人数・相手
レシートや領収書は、場所が印刷されているので、確認しようと思えば可能です。しかし出金伝票は店の名前を書いても・・「本当にこの店~??」って疑われる可能性がナイとは言えないですよね。なので、出来るだけ具体的に記載しておく必要があります。
キチンと書いていて~それが本当であるなら、万が一疑われても「どうぞ、調べて下さい」と言えますからね。
勘定科目は、何費で処理するべきか?
通常、打合せをした場合の経費は、1人あたりの金額が5,000円以下なら「会議費」、それ以上なら「接待交際費」になります。
これら「会議費」や「接待交際費」って、基本的には誰か1人が支払うというのが殆どだと思います。ラフな言い方をすれば・・全員の分を奢る(おごる)という事ですね。
今回は、割り勘なので奢らないのですが、割り勘した金額が1人あたり5,000円以下なら会議費で、それ以上なら接待交際費で良いのではないでしょうか。
接待交際費・・接待してないのに?ですけどね。でも、交際費ですから。
割り勘なので、金銭的な接待はしてないけど、打合せである事を明確に証明するためにも、上記に書いた5つの各種項目を漏れなく記載して下さい。
まとめ:やはり、こういう場合も「説得力」なんですよね!
今回の日記、如何でした?
打合せや接待を割り勘で支払うケースって、そう多くないと思います。接待っていうくらいですから、割り勘だと接待になりませんしね^^;。。
でも、色んなケースがあるのは事実なので、それらについて必要な情報を揃えておくのが大切です。
割り勘で支払った事を税務署の職員さんに「ナンで割り勘にしたんですか!全額支払いなさい!」なんて、指摘される事はナイです(笑。
割り勘だろうが、全額支払おうが、使ったお金の用途が大切なんです。そう、仕事のために使ったお金なのか?という事です。そして、そのお金が常識の範囲内であるか?というのもあるでしょう。
これまでも、これからも、私の日記に登場し続けると思いますが、「説得力」がとても重要だと思います。