会社の資金繰りを参照出来る表があると、日々の中で非常に役立ちます。
既に、経理ソフト等を購入or導入していて、それらに相当するモノがあるのであれば~OKです。
只・・・それらのソフトが、使う人にとって使いやすいモノでないと勿体無いですけどね。。
自作の資金繰り参照表は業態に合わせてられるのがポイント
私の場合、エクセルを使って5年くらい前に自力で作りました。
その後、必要に応じて&自分が使いやすいように、何度か地味にカスタマイズしていきました。
今でも、日々の資金繰り確認は、それを使っているようです。
素人の私が作ったので、極めて簡単&分かりやすくしてあります。
私が実際に使っている資金繰り参照表
- 今日、どこからどんなお金が入金されたか。
- どこへどんなお金を支払ったか。
- その結果~今日の残高はいくらあるのか。
これらが把握出来ればOK!
未来の資金状況も把握しよう
日々の資金繰り確認でもあるのですが~それだけでは勿体無いです。
可能な範囲で、今日以降の入出金動向や残高状況が把握出来るものであると、更に助かります。
2年先3年先とかの資金確認なんて、この表では求めていません。
2ヵ月先くらいまでの資金状況が、出来るだけ高い精度で把握出来ている表であれば十分です。
こんなときに表のポテンシャルが発揮される
私自身、資金状況の把握は勿論、近々での入出金確認&操作や、設備&業務投資をする際など、この表が重宝しました。
現在取り扱っている金額はじめ~案件名や、取引先、各種販管費&一般管理費(給料や各種経費)が一目で可視化出来るのです。
これを毎日見て、確認~入力&削除をします。その日その日の入出金確認をし、今日以降の入出金予定も確認します。そして、残高を把握しておきます。
毎日毎日これをして、頭の中にこの表がイメージ画像となって浮かんでくるようになれば~もっと役立ち度がUPします。
資金状況や入出金の確認が必要になるのは、デスクにいる時とは限りません。
外出している時や、場合によっては休日の時、社長や同僚、取引先から、確認の連絡が入る事だってあります。
今まで、そういう事が何度もありました。
そういう時、資金繰り参照表は手元にはナイので、1円単位での詳細な確認は出来ませんが~頭に表が浮かぶと、ある程度の確認要求に応える事が出来ます。
「小さい会社だから出来ること」を業務に活かそう
小さい会社は、フットワークが命です。
こういう確認要求に応えられると、生産部署で働いている人達にとっても役立つ事に繋がります。
経理は、単なる事務職ではありません。「会社の頭脳」です。
小さな会社であれば、尚更です。
ちょっとした事で、有利な展開にもなれば~その逆もあります。大企業のように、中長期計画などありません。
打算的な言い方かもしれませんが・・・その日、その週、その月が勝負なのです。
小さな事や些細な事でも、必要な場面に備えたり応えたり出来るのは大切です。
せっかく日々の業務に役立てるのですから、それらに少しでも付加価値が加われば「いいね!」ですよね。
資金繰り表のダウンロード
業態により入出金の項目は変化しますが基本的な経理の考え方は共通であると思っています。よろしければ参考または雛形としてお使いください。