簿記の資格や経理の専門知識があるワケではないけど、色々な理由や経緯の中で経理業務の担当になった人って…案外少なくないかもしれません。

その会社によって扱っているモノが違うので、全部を総括する事は難しいですが「経理業務として、これは大体共通しているのでは?」と思う事を書いてみようと思います。

以下が目次です~。

  • 入出金の流れとその勘定科目を把握する
  • 日次、月次、年次、それぞれの経理行事(経理業務)を把握する
  • 納税を意識しておく
  • まとめ
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入出金の流れとその勘定科目を把握する

会社の入出金の流れを把握する

経理において、会社のお金の流れを把握する事は、経理担当としてかなり大切な事だと思います。

月単位にした時、月の上旬~中旬~下旬、それぞれに入出金の流れというかリズムというか、そういうのがあると思うんですね。それらを把握するのは、初期段階において大切な要素だと思います。

出入りしているお金がどうゆう勘定科目なのか?を把握する

勘定科目。これは多種多様です。簿記や多少なりとも経理の専門知識があれば別ですが、そうでなければ…日常の中で馴染みは薄いですから、勘定科目を征服するにはなかなか苦労すると思います。

なので、勘定科目全てを覚える!というのではなく、まずは自身の会社で扱っているお金について「これは何のお金(勘定科目)なのか?」という事を知り、その科目の性質を知り、1つ1つ把握していけばいいと思います。

日次、月次、年次、それぞれの経理行事(経理業務)を把握する

経理業務も、毎日、毎月、毎年、それぞれの中で業務のリズムがあると思います。

毎日の経理業務

これは経理業務のベースとなるものですよね。全てはこの積み重ねが~月の業務や年の業務に繋がっていくので、とても大切です。

  • 入出金の確認
  • 受発注の確認
  • 残高の確認
  • 各種経費の確認・精算

など。

毎月の経理業務

毎月の業務として、下記のようなものが想定されますよね。

  • 請求の確認・請求書の作成
  • 支払の確認
  • 給与の計算・支給
  • 各種税金(源泉所得税/住民税(特別徴収分)/社会保険料)の納付

毎年の経理業務

毎日、毎月、それらを積み重ねて、年に1度行う経理業務としては、下記のものがあるのかなと。

  • 決算
  • 年末調整
  • 税金に関する申告

など。

また、会社によっては、その年(次の年)の事業予算や事業計画を企画・立案するというのもあるかもしれませんね。

税金を意識しておく

経理担当として、下記の税金については、把握しておいた方が良いかなと思います。

法人税

この税金は、国に納めるので「国税」と呼ばれています。

法人の所得に対して課税される税金です。

法人住民税

この税金は、法人がある事業所所在地の自治体(都道府県/市区町村)に申告&納付する税金です。

法人事業税

この税金は、法人がある都道府県に対し、所得に応じて納付する税金です。

地方法人特別税

この税金は、法人事業税の一部を国税として徴収している税金です。

消費税

これは、私達の日常生活でもお馴染みの税金ですね。購入した商品に対して課税された分を納税する税金です。

経理業務の中では、請求書を発行する際に消費税を加算し、請求&入金されます。この時得た消費税は会社の利益にはなりません。一旦会社が預かり(勘定科目:仮受消費税といいます)、決算時に納付するのです。

売上の時は消費税込みの金額が入金されますが、仕入の時は消費税込みの金額を支払います。なので、売上などで得た時の消費税から支払った時の消費税を差引いた金額を納税するのです。

得た消費税の方が多ければ納税するし、支払った消費税の方が多ければ還付されるというコトになります。

まとめ

どうでしょうか?少しでもお役に立てましたか?
もし、貴方の会社に経理担当の先輩なり同僚がいれば、その方と協力し合って、毎日の毎月の毎年の経理業務を担って欲しいと思います。

経理業務やお金にはリズムがある、と書きましたが~そのリズムは決して一定ではナイでしょう。日々色んな出来事があると思うので、それらに対処するのが初体験なら~大変な思いをする事もあると思います。

でもね!
それこそが、ご自身の仕事力・経験値がUPする絶好のネタになることもお忘れなく!

それに対応している時は、そんな心境にはなれないかもしれないけど、懸命に考え対応した事は、必ず貴方が経理業務をする上で大きな武器になるハズです。