会社は、現金があれば潰れません。これは他でも書いてあるのですが、どれだけ支出が多くても、それを上回る収入があれば、絶対に会社は潰れないんです。決算上(紙面)で赤字でも同様です。

現金があるのだから、会社は潰れないのですが~だからといって経費がどれだけかかっててもOK!というコトではないと思います。

現金がある時こそ、経費の中身をチェックしてみるコトをおすすめします!

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経費の見直しは資金状態が良い時にするべし!

資金状態が良い時に?!
そうなんです。資金状態が良い時こそ冷静に確認し、「残す経費は残し、削る経費は削る。」という事が出来ます。好状況の時にそんな事出来るのか?って思われるかもしれません。確かに危機的な状況では無い中で、経費の中身をチェックするのは気合いが入らないかもしれません。

削減を前提のチェックなら、資金状態が悪くなった時にやる方がより出来るでしょ!と、思うかもしれない。でもこれは、単に雰囲気の問題であって、本来の「経費見直し⇒必要な削減」には、なりにくいのです。

なぜなら、資金状態が苦しいので、本来削減するべき経費ではなく、多く支出している経費を削減しようとするからです。

これ、どういう事でしょうか?!

経費の見直し&削減の基準は、「金額の多少」ではなく「経営貢献度の多少」である!

そうなんです。
削減するとした場合の経費は、会社の売上や経営に対して貢献度が少ないモノを見つけることです。買わなくてもいいモノ、行かなくてもいい場所、必要ではありつつもその金額が見合っているか?など。

金額が主ではなく、内容が主なんです。

それがたまたま多額な経費だったのであれば、それは結果論として「金額の多い経費」という事になります。

これ、資金状態が厳しい時に出来ると思います^^;?もう、そんな余裕はナイですよね。もしかしたら、人件費の削減に手を出すような状況にさえあるかもしれません。

人件費は、毎月支出される取り分けまとまった金額の経費です。削減するにあたり、それが実情と見合っているなら、まだ一定の理解はしますが…苦し紛れに人件費を削ると、その時暫くはいいのですが、マンパワーを削った事で~機動力の低下が原因による売上下落に繋がる可能性もあるので、慎重の上にも慎重を重ねてお願いします。

まとめ

経理業務を担う人間として、単に日常の経理処理だけではなく、会社全体を意識した経理スタッフは、百人力です。

一人で会社経営をされている方は、監督でありながらプレイヤーなので、俯瞰して考えられる反面、同一人物なので客観的になりにくいという、なかなか悩ましい面もありますが、脳内で多面化して捉えてみて下さい。

経理を専門で担当されている方、資金状態の良い時こそ、真の無駄が無いか?をチェックするチャンスです。

どうか、果敢にトライして下さい!