委任状っていう言葉、日常生活や仕事で毎日必要になるものではナイとは思いますが、時と場合によっては登場してくる書面でもあります。

委任状。
代理権を与えたことを証明する書面です。本来は、本人が行うべき事を第三者へお任せするという内容です。

委任状は、色んな場面で登場する書面です。しかし、委任状は法律で「こう書くべし!」と決められている書面ではありません。

委任している事が分かれば基本的にはOKなのですが、その内容は明確でなくてはいけないでしょう。

  • いつ
  • 誰が
  • どういう内容の事を
  • 誰に代理権を与えたか

という。

法律で「こう書くべし!」とは決まっていませんが、これらの記載が無ければ、委任状として値する書面ではなくなってしまいますよね。

せっかく用意する書面なのですから、それに値するものでなければ勿体無いです。

という事で今回は、委任状について書いてみようと思います。

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委任状は「第三者に任せる」という趣旨を考えれば分かる事

委任状とは、冒頭に書いた通り、本人が行うべき事を第三者へお任せするという内容です。

本人が行うべき事とはいえ、もう最初っから第三者にお任せするのを前提にしている場合もあれば、本人が行おうと思っていながらも、予定が合わずに仕方なく第三者へお任せする場合もあるでしょう。

さて!
日付が空欄の委任状(パソコン作成)があったとします。これ、どう思いますか?

「いつ」の部分が空欄という事です。これ、それを実行するのがいつになるか決まっていないから、空欄にしている可能性が高いですよね。実行する日にちが決まったら、後で手書きで日付を記載するのだと思います。

これ、別に法律違反にはなりませんが、委任状の意味合いをよくよく考えると…あまりお勧めは出来ないですよね^^;

特に「本人が行おうと思っていながらも、予定が合わずに仕方なく第三者へお任せする場合」とか。

予定が合わないから第三者へお任せしようとしてるのに、その日付が空欄って、、ヘンでしょ?実行する前に、あらかじめ委任状を作成していたと判断されてしまう恐れさえあります。

委任状の作成時に必ず注意すべき3つの事項

1. 委任状には捨印を押さない!

捨印とは、用紙の欄外に押印してある印鑑の事です。これを押してあると、記載してある文面に変更や修正があった場合、イチイチ修正箇所に訂正印を押さなくてもOKなのです。

と、いう事は?!
そう!作成後、勝手に修正する事が可能になるのです。特に委任内容を書き換えられたりすると、その内容によっては委任者にとって不利になる事だってあるワケです。

2. 完成した委任状は必ずコピーを取っておく

コピーしておくと、委任内容を確認出来るので。これはコピーする場合には、ほぼ全ての書類に言える事ですけどね^^v

3. 白紙委任状にはしない方がいい

白紙委任状について、ここでは詳しく書きませんが、委任者にとってとても危険なので~避けるべきですね。

まとめ:委任状に限らず書面や書類は、その目的を叶えるための内容であるべし!

今回は委任状について触れましたが、それぞれの人や組織が、自発的に必要と感じたり、法律上必要だったり、理由はそれぞれあるとして~時と場合に応じて登場する書面や書類が存在するワケであります。

趣旨と内容をよく確認し、作成する書面や書類がそれに値するモノであるよう、スマートに注意を払ってスムーズに処理が行えるようして下さい☆