秋になりましたね~。
秋と言うと、経理的な事で私が真っ先に浮かぶのが「税務調査の季節」なんです(笑。
秋って、税務調査を受ける法人さんが多いんです。税務調査は秋に行われるって決まっているワケではないんですが、、秋は多いですよね~。
そんなこんなで、つい先日、とある法人の社長さんと話した時に「今進めているプロジェクトの詰めの打合せを先週やる予定だったんですけど、先方に税務署から税務調査の連絡があったみたいで、丁度打合せの日に提示を受けたらしく、打合せが延期になっちゃったんですよね~。」って。
私は「税務署から打合せの日と同じ日に提示されて、別の日に変更してもらわなかったんですか?」とその法人の社長さんに聞いたら、「ま、税務署から言われたので断れないでしょう。仕方ないですよね。。」って。
・・・
これはイカン!
と、いうワケで今回の日記、税務調査の日程について書きたいと思います!
事前連絡がある税務調査の日程は、税務署の提示日に従うのが必須ではナイのです!
そうなんです!
とはいえ、税務署から提示された日程で貴方が何も問題無いのなら、その日でOKの返事をしてイイんです。
そうではなく、税務署から提示された日程が、貴方にとって大切な打合せや出張の予定がある場合は、遠慮せずに「その日は、大切な打合せ(または出張)があるので、違う日程にして下さい」と言ってイイんです。
そんな事を言ったら、税務署の職員から怒られたり、悪い印象を持たれたりしないか?って、思われるかもしれませんが、そんな事は無いです。税務署の職員は「分かりました。では、そちらのご都合の良い日にちを教えて下さい」って感じで言うハズです。
事前連絡がある税務調査、連絡を受けた法人は税務上何か悪い事をしたワケではありません。少し乱暴な言い方をすれば・・税務署の一方的な確認行為です。
事前連絡をして来るといっても、連絡を受けた法人にとっては~ある日突然来る連絡です。しかも、提示してくる税務調査の日程は、半年先とか一年先ではありません。大体一ヶ月以内の日程を提示してきます。
一ヶ月以内だと、予定は結構埋まっていますよね?冒頭に書いた件がまさにそうです。進行中の事業の詰めの打合せ、とても大切ですよね?
出張もしかりです。
出張って言うくらいですから、赴く先は決して近場ではナイと思います。その出張が視察ではなく、打合せであれば赴いた先には貴方を待っている相手の方がいるでしょう。
それらを吹っ飛ばして、税務署から提示された日程に無理くり従う必要はありません。正直に税務署の職員に、理由を添えて別日への変更を言ってOKなんです。
税理士と顧問契約をしている場合、税務署⇒顧問税理士へ税務調査の連絡があります!
貴方の法人が税理士と顧問契約をしているなら、税務署から顧問税理士へ税務調査の連絡があります。直接貴方の法人へ連絡はいかないでしょう。
顧問税理士から税務調査の連絡があった報告を受け、その際税務署から日程の提示を受けた場合は、その日程も併せて報告を受けますよね。
その際、貴方の予定を確認して、都合が悪ければ、その旨を顧問税理士へ伝えれば良いのです。顧問税理士が貴方の法人の窓口となって、税務署の職員と連絡を取り合って日程の調整をします。
まとめ
今回の日記、如何でしたか?
少しでもお役に立てるなら幸いです。
誤解しないで欲しいのですが、税務署からの提示を断るというのは、どこか「反抗する」みたいな感じがするかもしれません。決してそうではナイんです。
税務署の職員に敵意を出す必要なんて全くありません。逆に下手に出たりお世辞を言う必要もありません。
税務署は税務署の立場で職務を全うしようとしているので、貴方の法人も同じように職務を全うすれば良いのです。それをお互いが分かった上で、日程の調整をしてOKなんだって事です。
まぁね~
税務調査そのものが、事業者側にしてみれば・・嬉しい事ではないのでね、、どうしても億劫になりますけどね(笑。
税務調査については、その他にも色々お伝えしたいと思っているので、今後の日記でお役に立つような事をドンドン書いていきますね。