経費は、会社の口座にお金があってこそ精算出来ます。口座に残高が少ない場合・・精算出来ないからと、レシートや領収書を捨ててませんか?
今日、一人法人をされている知り合いの方と会って話した時に「結構、経費を使うんですけど、悲しいかな会社の口座にお金が少なくて、、全部の経費は精算出来ないから、精算出来なかったレシートとか領収書は捨てちゃってます~。勿体無いですよね~。」と、その方がおっしゃった。
えぇ~~~!!
ってコトで!
今回の日記は、精算していない経費のレシートや領収書について書きたいと思います。
あ!「会社の口座にお金が無くて精算してない~~」という、状況下の場合ですね。
「経費のレシートや領収書、未精算でもその期の間は捨てないで下さい!
私の周囲は、小規模法人が多いのですが、中には資金繰りギリギリで経営されてる方々もいらっしゃいます。
そういう場合、何とか人件費は確保していますが、仕事で使用した経費の全部を精算出来ないというケース、、あるんですよね。
経費は「利益の調整弁」みたいな役割を果たす側面がありますが、それは利益があってこそなので・・無ければ調整そのものが不可っていうね。。
精算出来ない経費のレシートや領収書を取ってても無駄じゃん!って、思うのも分かるのです。
でも!
その事業年度が終わるまでは、捨てないで下さい。勿体無いです。
精算出来るか出来ないかは、その事業年度で考えて欲しいんです!
例えば、貴方の会社の事業年度が1月~12月とします。
2月に使った経費、2月の資金繰りが厳しくて経費の全額を精算出来ない場合、精算しなかった分の経費レシートや領収書は保管しておきます。
精算出来ないのは、2月の状態であって・・8月になって資金繰りが変化(勿論、この場合の変化は良い変化です)したら?!
9月も10月も11月も、悪くない状態で12月を迎えられたら。
2月分の未精算経費、精算出来る状態なら~精算すればいいのです!
「え?2月分経費をそんな時期に精算出来るの?」以前、質問された事がありました。
出来ますからね!
その事業年度内であれば、精算出来るんです。
確かに、月ごとに損益や貸借など試算表をまとめていると思います。でも、決算はその事業年度である1年間の集計です。
その事業年度で確認し、やはり精算出来ない。ってなったら、そこで初めて捨てていいと思います。
とにかく、その事業年度の決算が終わるまでは捨てずに保管していて下さい。
まとめ
以前、ある方に今回書いた事と同じ内容をお伝えした時がありました。
その方、全部レシートや領収書を保管していました。しかし・・その中には個人の用で使ったと思われるものも多く含まれていたのです。
これは私の持論ですが、物事は「説得力」が大切だと思っています。
説得力があれば、ウソをついていいという意味ではありません。しかし、悩ましいかな・・説得力があるとウソも通ってしまう事がある。これくらいに説得力って大きいんですよね。
ウソはダメなんですよ(笑?!?!
言いたいのは、個人の用で使ったものを経費で計上して、それらに説得力を持たせられますか?!という事なんです。
貴方の会社はどういう色の会社なのか。それが分かっていれば、その経費がその色に合ったものかどうか、これも分かってきます。
売上も仕入れも経費も、それぞれに説得力があるものであって欲しい。
心からそう願っています。