会社等の事業用口座から現金を一時的に引き出すときは、この掟(おきて)を厳守せよ!

今回の日記、タイトルだけ見ると「おいおい!!」ってツッコミが入りそうですよね。

誤解しないで下さいね!
会社の口座から現金を引き出すのは、事業に関してその必要と正当性がある場合のみですから。

これは、あくまで仮定の話として書くのです。
仮定の話として(笑。

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日本仮定話、「一人法人社長 うっかり物語」

仮定仮定の話、あるところに一人で法人を営んでいる社長さんがいました。

一人ながらも一生懸命事業に励む毎日を送っていた社長さんですが、ある時どうしても2万円が必要になりました。その2万円は事業とは関係の無いお金です。

しかし、その時社長さんの財布には2千円しかありませんでした。社長さん個人の口座から下ろそうとしましたが、その日に限って個人のキャッシュカードを奥様に預けていました。

止むに止まれなかった社長さんは、会社の口座から2万円を引き出し、必要になった事にそのお金を充てました。

それから月日は経ち、社長さんの会社は決算の月を迎えました。

いつか会社の口座から引き出しした2万円を思い出した社長さんは、慌てて自身の財布から2万円を取り出し、銀行のATMへ行き~会社の口座へ2万円を決算月内に戻しました。

会社は、その後決算集計に取り掛かり、無事に決算申告を終えられたのでした。

めでたしめでたし。

引き出したお金は、その期内に必ず口座へ戻しましょう!

上に書いた「日本仮定話」・・・色々と不自然な設定ではありましたね。

通常、会社の口座にあるお金は、例え社長さんであっても個人的な事や事業に関係ない事に対して使ってはいけません。

しかし!しかしです。
仮定の範囲内でありながら・・・状況や金額の違いはありながらも、前項に書いたような事がもし起こった場合。。

その時は、その期内に必ず口座へお金を戻して下さい。そうすれば、決算にその事実は載りませんから。

勿論、通帳を見れば分かりますよ?しかし、通帳を外部の人間が見ることは基本的にありません。

しかし、決算書は銀行から融資を受ける際や、新規の取引先との与信照会など、提出を求められる可能性がある書類です。

その書類に、その事実が載るのは宜しくありません。支出したお金の科目は色々ありますが、それら科目の場合、その支出を証明する書類があるハズです。

「日本仮定話」で起こったようなお金は、書類は・・ナイでしょうね。事業と関係のないお金ですから。書類の無い支出金や事業に関係ない支出金をそれっぽい科目で処理をするのはNGです。だって、ぶっちゃけウソの処理ですよね?

ご存知の通り、ウソは次のウソを生みます。というか、生まざるを得なくなります。それが分かっているので、次のウソを生まないコツは『最初のウソを生まない』です。

「日本仮定話」で起こったお金、これを決算書へ正直に掲載する場合、短期貸付金?とかになるんでしょうか。短期貸付金という科目は、外部の人達や組織、取り分け金融機関が嫌う科目です。そして短期貸付金で処理する場合、チャンとそれに伴う書類なども作成しなければいけません。

事業に関係ない事で引き出したお金で、こんな面倒な事になるのイヤですよね。

まとめ

くどいようですが、これらの話は「仮定」です(笑。

しかし、仮定が立つという事は~それが現実になる可能性もあります。なので、仮定の域を脱しないのを祈りつつ、今回の日記を書いてみました。

会社のお金は、困った時に使う”打ち出の小槌”ではありません。(困った時に使えるお金があるという事は、それだけ残高があるという事でもあり、、それはそれでイイ事なんですけどね・・)

重々承知だとは思いますが、会社の口座にあるお金は「事業に関して使うお金」です。

私も含め、これをしっかり自覚していきましょう~。