経理に限らず、どんな業務にもその業務特有の専門用語ってあるかと思います。一人法人や個人事業で事業をされている方は、それらをご自身で把握しながら業務したり、分からないことは調べたり、そんな感じですよね。
でも、人数の多少に関係なく複数の人間で事業をしている場合、とりあえず担当している業務があって、その業務を中心に仕事をしている。そんな感じ・・・ですよね^^;?
それぞれ担当の業務がある場合、経理担当は経理業務に必要な専門用語を使い、システム担当はシステム業務に必要な専門用語を使っているハズです。
でも、時折経理担当は使用した経費内容について社内の人に確認したり、取引内容によっては処理の仕方について上司や同僚に説明したりする事があると思います。
そんな時、経理担当である貴方には、是非コミュニケーション能力を発揮して頂きたいのです!
経理の専門用語は、経理ではない人には殆ど分からない!を前提に接すると吉!
実はこれですね、とある会社さんで耳に挟んだ事なんです。その会社さんには、お二人(Aさん//Bさん)の経理担当がいて、それぞれ手分けしながら日々の業務をされているんですが、社内で「Bさんの言う事はよく分かるけど、Aさんの言う事はホント分かりづらい」というのです。
何に対してか?経理関係で会話する際のお二人に対する人物評なんです。
全く同じ事を会話しているのに、Bさんは分かる・Aさんは分からない、らしいんですね。これ、何が原因でこういう事になっているのか?
答えは簡単なんです。
Bさんは、経理に関する専門用語を極力使わない、必要に応じて専門用語を使う際は、必ず用語の意味を添えて伝えてくれる。
Aさんは、経理に関する専門用語を良く使う。受け手が意味を聞いてもチャンと教えてくれない。というか、意味を砕いて伝えるのが不得手。
これは確かにお二人の人物評が割れるのが分かります。別にAさんご自身のお人柄は悪い印象ではないのです。
そう、ある種の発信力なんですよね。相手に言うのが目的ではなく、相手に分かってもらうのが目的で、それを叶えるために「言う」という手段を使うワケです。なので、分かってもらうような発信をしてあげないと、目的を叶えられない。
Bさんは、その把握が出来ているって事なんです。だから、極力経理の専門用語は使わないんでしょう。Bさんからすれば大変だと思うんです。専門用語を並べて伝えられれば楽にそして時短で済むハズなので。でも、Bさんは楽して時短するために伝えるのが目的ではないのが分かっているから、極力使わないし、使った場合は意味を必ず添えてお伝えする。という行為をされているんでしょうね。
経理の専門用語、経理ではない人は殆ど分からない。と、思っていてもいいかもしれません。もし相手の方がご存知ならそれはそれでイイ事なので。
これ、まさにコミュニケーション能力だと思いませんか?
まとめ
経理の専門用語について書きましたが、逆に経理の方がシステム関係の方からシステム関係の専門用語でダダダァ~っと話されたら、、殆ど分からないでしょうね。それと同じなんです。
同じ分野の人達であれば、お互いに分かりあえる用語を使って効率的に話を進めればいいと思いますし、違う分野の方とお話する際は、相手の方に分かって貰えるには?を常に考えて接していると、相手の方にも「***さんの話はよく分かるね~」となるのではないでしょうか。
相手の方の受信力というのもありますが、それを求めるのではなく、ご自身の発信力を磨く。それを皆さんそれぞれがやっていけば・・・自然に円滑な関係を築けるようになると思うんですよね~。