仕事上、ビジネス用語は使用頻度の違いはあるかもしれませんが、まぁ「必須」と言っていいでしょうね。
社内外問わず~直接相手と会ったり、メールだったり、電話だったり。それぞれの場面で使われていると思います。
経理業務だって例外ではナイでしょう。なーんて、言ってますが…私自身正しいビジネス言葉を使えているのか?正直自信はありません^^;
そんな私ですが、日頃取引先の方(特に若い方)との各種会話の中や、日常でいくつか気付いた事があったので、それについて書いてみようかなって思います。
例その1:「今の現状・・・」というダブリ言葉!
これ、よく耳にするんです。
「今の現状、特に大きな変動はありません」とかね。
あまりにもよく聞くので、段々違和感が無くなってきているのが怖いんですけど(笑)。
もうお分かりですよね?
「現状」=今の状況、現在の状況。なので、「現状」に「今」を加える事は二重言葉になってしまう。
「現状、特に大きな変動はありません」この方が、スッキリしてるでしょ?
例その2:「こちらでお承り致します」謙譲語の多重録音状態です(笑)!
これも耳にするケースが多いかな。
「承る」=聞く。受け付ける。という言葉の謙譲語です。
「致します」=する。やる。という言葉の謙譲表現です。
加えて言うなら、「お承り」の「お」は丁寧語ですよね。「丁寧語+謙譲語+謙譲表現」という、栄養過多のドリンクみたいになってるんです。
この場合は、ズバリ「こちらで承ります」で良いと思います。これで十分敬語になっています。
でも・・・
「お承り致します」と言う気持ちというか…使うのも分かるんですよね。だって、完璧な敬語で包まれた特上の寿司ネタみたいですしね。そして、「お承り致します」という言葉、多分相手は不快にならないでしょうから。
でも、実際は…栄養過多な言葉になっちゃっているんですよね。
敬語の御三家!尊敬語・謙譲語・丁寧語
ビジネス用語の根幹となっている「敬語」は、尊敬語・謙譲語・丁寧語の3つから出来ている!と、昔誰かに教わったことがあります。
- 尊敬語
- 謙譲語
- 丁寧語
⇒相手を「立てる」時に使う敬語。この敬語を使う事で、自分より相手の行動や存在が上の位置になる。
※例:「Aさんがおっしゃいました」「何時頃、経理会議へいらっしゃいますか?」
⇒自分自身を「へりくだる」「下回る」時に使う敬語。この敬語を使う事で、自分自身の行動や存在が相手より位置が下がり、相手が上の位置になる。
※例:「月末の経理状況を申し上げます」「10時にお伺いします」
⇒「です」「ます」というような、丁寧な言葉。「お水」「お料理」「お酌」など、「お」を付けたのも、丁寧語に入る。但し、外来語には「お」を付けないのが一般的。
まとめ:ビジネス用語の使い方、一朝一夕で会得するのは難しい!
ビジネス用語、これを完璧に活用するのはなかなか難しいですよね。
特に若い方々、今のうちなら失敗しても笑ってOKにしてくれます。年齢を重ねていくと…段々笑って済ませてくれなくなるので^^;
日常の仕事でよく使っているビジネス用語や言葉など、新ためて確認してみるとイイかもしれません☆